氷河期脱出計画!

経済的自立を目指して、節約とDIYと資産運用で人生を乗り切れるか試行中(^_^;)

『最強の高配当投資』

すっかり体調を崩して、2023年は1冊も本を読まなかったカプリです(^_^;)
50歳を過ぎて調子が悪くなると、なかなか元には戻らないなと実感しました( ̄。 ̄;)
現在は2024年1月ですが、ブログを更新するのも1年半振りです(;´Д`)
そんな訳で、かなり久し振りに読んだ本が上岡正明さんの『最強の高配当投資』です。

最強の高配当投資

全部で159ページの比較的薄い本ですし、たくさんチャートが盛り込まれているので読みやすく、さくさくっと読了することができました。
さっそくみていきましょう!

プロローグ 年数万円レベルではない、本当の配当生活を実現する!

この本はうねり取りの手法について書かれているのですが、まずは銘柄選びについてです。
銘柄は配当利回り3パーセント以上のものを選ぶべし!
理由は、買った銘柄が含み損を抱えたとしても、配当金をもらえれば我慢できるからだそうです。
株価がうねっている期間は銘柄によって違いますが、数年保有するかもしれないことを考えると、高配当だと確かに精神的には楽ですね(^^;)

第1章 「高配当&億り人」銘柄をスクリーニングする7つの条件

銘柄は配当利回り3パーセント以上という他に、配当性向が30パーセントくらい、増配傾向であること、という条件を加えてスクリーニングするべし!
更にPBR1倍以下、赤字であれば黒字転換しそうな銘柄を探すべし!
理由は、配当と売却益を狙うためです。
ちなみに章のタイトルに「スクリーニングする7つの条件」とあるのですが、7つが何を指すのか、私にはわかりませんでした(;´Д`)
各証券会社のスクリーニング機能を使って「配当利回り3パーセント以上、配当性向30パーセント、PBR1倍以下」などで銘柄を絞り込んだとしても、最終的にチャートの形がよいものを自分の目でみて選ばなければなならいので、けっこう時間はかかりそうだなと思いました。

第2章 最強チャートパターンの見つけ方

チャートは日足→週足の順でみて、安値を見極めてから買いエントリーするべし!
買いエントリーしたら、どこで売るかを決めておくべし!
買うときはいっぺんに買うのではなく、3回くらいに分けて買うべし!
移動平均線を活用して、買いエントリーできる株価水準まで待つべし!
マジで買いエントリーする位置で勝率が決まるので、待つべし!
上岡さんは、勝敗はどこでエントリーするかで9割決まると力説されています。
買い時を逃したくないからと高値で買ってしまったり、人気株というだけで買ってしまうと、負ける確率が高くなるということですね。

第3章 ファンダメンタルの作法

毎日必ずチェックしておきたいメディアとして「会社四季報オンライン」「日本経済新聞 電子版」「ブルームバーグ」「ロイター」「ヤフーファイナンス」の5つが紹介されています。
情報を分析して、自分なりに未来の仮説が立てられるようになると、数年後に伸びる銘柄を発掘できるようになると書かれています。
情報をチェックして、自分の頭で考える訓練を繰り返すと、独自の基準で投資判断ができるようになるそうですが、これはなかなか難しそうです(^^;)

第4章 決算で配当を確かめ、チャートを見て売買する!

この章はこれまでのまとめです。
銘柄は高配当でチャートがうねっているものから選んで、インカムゲインキャピタルゲインの両取りをするということですね。
上岡さんがこれまで売買した銘柄のチャートが10パターンほど載っています。
高値と安値がわかりやすいチャートを使って、買った位置と売った位置について説明されています。
まったく同じチャートは存在しませんが、同じような形のチャートが出現することはあるので、今後の株の売買に活かせそうです。

感想

私がやっているトレードの手法はこの本に書かれていることに似ているので、とても納得できる内容でした。
上岡さんのように上手く売買出来るかというと、簡単にはいかなさそうですが、勝率を上げるためには、買いエントリーできる株価になるまで待つことが重要だと改めて感じました。

『退職金を株で40億円にした元会社員が教える小型株投資術』今亀庵 退職金2000万円を7年で40億円にした手法とは!

どもっ、いつまでたってもトレードが上達しないカプリです(^_^;)

今回読んだのは、今亀庵さんの『退職金を株で40億円にした元会社員が教える小型株投資術』です!

『退職金を株で40億円にした元会社員が教える小型株投資術』

今亀庵さんはマネー誌の取材記事でよくお見かけするし、Twitterのフォローもさせていただいています。

プロフィールによると1949年生まれなので、現在(2022年)は73歳ということになりますね。

私は、どちらかというと割安株に興味がありますが、成長株についても知識を積み上げたいと考えているので、かなり期待して読みました。

それでは、みていきましょう!

第1章 お金と私の関係

今亀庵さんは、両親の仕事の関係で16歳で渡米して、現地の高校と大学に通って、山一証券のロサンゼルス支店に就職したそうです。

山一証券退社後に日本に戻って、普通の会社員となり、定年後に退職金の3分の2の2,000万円をJリートにぶっ込んだと書かれています(゚ω゚)

その頃はリーマンショック後の暴落で、利回り30パーセント台~40パーセント台のJリートが続出していたそうですが、1年後にはJリートは反騰して、今亀庵さんの2,000万円は1億5,000万円程度になったそうです(* ̄0 ̄)

非常にうらやましいですが、再現性のある話だなと思いました。

新型コロナウイルスショックのときもJリートが暴落しましたが、私は怖かったのと、資金がなかったのとで、買うことができませんでした(>_<)

今亀庵さんもおっしゃっていますが、好機が訪れたときにまとまった資金を投じないと、億越えはむずかしいということですね(^_^;)

市場全体が売り叩かれたときに、落ち着いて対応できるようになるためには、相場を観察し続けなければならないとも書かれています。

またいつか、大暴落が起こったときには、私も冷静にそれなりの金額を投じたいところです。

この章では「ストップ高・飛び乗り」の手法も紹介されています。

これは、材料が出て高値をブレイクした銘柄を順張りで追いかけていくやり方ですが、私は苦手なんですよね~(^_^;)

高値ブレイク投資法ができる人に心から憧れますが、凡人の私には無理そうです(>_<)

第2章 株はまだ天井じゃない! あなたもまだ間に合う!

この章は、グレートローテーションについて書かれています。

世界的に投資資金は、株式、債券、不動産という3つの市場間を循環しています。

グレートローテーションとは、その投資資金が一斉にどれかの市場にシフトする大転換のことです。

金利やインフレを観察していると、資金がどこへ向かうのかを推察できるので、相場は感覚的に判断するのではなく、客観的な指標を目安にするのが賢明だと今亀庵さんはおっしゃっています。

今亀庵さんの考えでは、現時点(2022年)では、株式市場へ資金が流れやすい環境は続いていて、まだ相場は天井ではないとのことです。

確かに肌感覚で景気が過熱しているような気はしないのですが、天井まで届かずに景気が減速してしまうこともあるのではないかと、個人的には心配になりました。

まあでもそれは、市場を観察し続けないと、変化に気がつけないんでしょうね(^_^;)

第3章 目指そう、テンバガー

テンバガーの銘柄をみつけるにはどうすればいいのでしょう?

それはズバリ、成長率の高い会社の株を買うことです!

年平均30パーセントずつ成長する会社なら、株価も30パーセントずつ上がっていき、10年後には株価は10倍になります(≧▽≦*)

もちろん、そんな簡単にはいかないですが、保有銘柄全体で年平均30パーセントのパフォーマンスを出して、10年後に資産を10倍にするという目標を掲げて投資をすることを今亀庵さんはおすすめしています。

そして、年平均30パーセントの利益成長を期待できる投資対象が、小型成長株ということです。

では、どうやって銘柄を探せばいいのでしょう?

それが、第4章に説明されています。

第4章 有望なセクターと個別銘柄の探し方

今亀庵さんが銘柄選択で意識しているのは、PEGレシオだそうです。

PEGレシオは利益成長率から株価の割安度を測る指標で、

「今期予想PER÷1株当たりの利益成長率」

で求められます。

一般的には、1倍以下なら割安、2倍以上ならば割高」とされますが、この本では、今亀庵さんの独自のPEGレシオの計算式が公開されています!

それが、

「来期予想PER÷1株当たりの売上高成長率」

です( •̀ ω •́ )✧

今亀庵さんの使っている指標を知ることができただけでも、この本を買ってよかったと思いましたが、なるほど~、この指標は使えそうですね~(^^)

ちなみに、PEGレシオが1倍以下なら、何でもかんでも買いだと決めつける訳ではありません。

株価が上昇している銘柄だと、来期予想PERはどんなに高くても50倍程度であることを前提としているそうです。

更に、銘柄選択の際には、会社四季報や決算書で細かな数字を確認して、懸念点のある銘柄を投資対象から外していくそうです。

第5章 チャンスを探せ!

この章では、投資のテクニックよりは、株式投資との付き合い方について書かれています。

「儲かる」とは、信じる者と書きますが、株式投資で儲かるとは、経営者や従業員、その会社の製品やサービスを信じて資金を投じた結果だと今亀庵さんはおっしゃっています。

重要なのは、退場せずに生き残ることだとも書かれています。

経験を積み重ねるほど、株式投資の勝負勘が養われていくので、行き当たりばったりで思いつきのトレードを繰り返すのではなく、どのような手法が最も自分に合っているのかについて、試行錯誤をすることが大事とのことです!

これ、私が投資で悩んでいることのひとつです。

トレードをすれば、実際にお金が増えたり減ったりしますからね~(^_^;)

なかなか勇気が出なくて資金を投じることができず、試行錯誤が足りないのが、私がいつまでたってもヘタっぴなままの理由かなと思います(;´д`)

個人的にチャンスの探し方で参考になったのは「半年後を見据えて、先取りして動くこと」と「不人気セクターから、優良銘柄を探し出す」の2点です。

多くの人が、新型コロナウイルスで大騒ぎの最中に株なんて買っている場合ではないと考えていて、株価が大暴落しているときに、ウィズコロナ、アフターコロナを見越して、優良銘柄を仕込まなければならなかったんですよね~(>_<)

ホント、自分の思慮の浅さと勇気のなさを反省しています。

ちょっと気になったこと(^_^;)

本の内容とはまったく関係ないのですが、表紙に今亀庵さんのキャラクターが描かれています。

下の画像がそれです。

今亀庵さんのキャラクター

今亀庵さんは雑誌などのメディアやTwitterで顔出しされていないし、もちろんお会いしたことがないので、お顔を存じあげません。

これは似顔絵と捉えて構わないと思うのですが、髪が黒くてフサフサだし、73歳にしてはお若いですね(゚ω゚)

実際に若々しいかたなのかもしれませんが……まあ、どうでもいいことですが、ちょっと気になりました(^_^;)

『スマホで描く! はじめてのデジ絵ガイドブック』(萌)表現探求サークル 50歳のおじさんですが、デジ絵デビューしてみました(^_^;)

どもっ、歳のせいか、目が弱ってきたカプリです(^^;)

以前、よー清水さんの『絵がふつうに上手くなる本』を読んで、指でスマホに絵を描く記事を書きました。

今回は、その続きです。

読んだ本のタイトルは『スマホで描く! はじめてのデジ絵ガイドブック』ですが、はじめてでこれは描けないだろうと思わずにはいられない、めちゃくちゃレベルの高い本でした(>_<)

少なくとも、初心者の私には、かなり難しかったです(T_T)

スマホで描く!はじめてのデジ絵ガイドブック』

本の構成は、前半がデジ絵を描くための準備と知識、後半がメイキングです。

前半は、タッチペンの選び方や、デジ絵に不可欠のレイヤーの使い方が詳しく説明されていて、とても勉強になりました。

それを参考にして、私は今回、ソナーペンというものを使ってみました。

ちょっと調べてみると、スマホに描くことができる筆圧対応のタッチペンはそれほど種類がなく、値段はお高いのですが、悩んだ末にソナーペンを買いました。

まあ、前回はスマホの画面に指で描きましたから、それに比べたら、だいぶ快適に描けました( ̄▽ ̄)

後半のメイキングは、以下の3種類が用意されています。

メイキング1 透明感のある人物イラストを描く

メイキング2 背景のあるイラストを描く

メイキング3 小物や生き物のいるイラストを描く

以上の3つから、私はメイキング1にチャレンジしてみました。

やってみると、これがとても難解で、お手本とはまったく違うものに仕上がりました(;´д`)

下の画像は、お手本をみながら描いているところです。

お手本をみながら描いているところ

子供の頃から、ITに親しんでいるデジタル世代だったら、メイキングの手順が容易に理解できるのかもしれませんが、パソコンやスマホ操作に疎い50歳のおじさんには、ここまで仕上げるので精一杯でした( ̄ ‘i  ̄;)

メイキング1は、94ページから109ページの合計16ページを使って説明されているのですが、できたらこのイラスト1枚に、100ページくらいを割いて、ことこまかに描き方の手順を解説してくれたら、私にももう少し描き進められたかもしれません。

ちなみに私は102ページで挫折しました(T_T)

それが下の画像ですが、ここから先は描き方がわからないので、この段階でいちおう完成ということにしたいと思います(^_^;)

完成したデジ絵

はじめてスタイラスペンを使ってデジ絵を描いてみましたが、自分で納得できる絵を描けるようになるには、かなりの練習が必要そうです。

今後も、絵を描く技術を磨くとともに、デジ絵を描くプロセスの知識を得ていきたいと思います。

『マネーの公理』マックス・ギュンター 12の公理から成る投機の箴言集!

どもっ、いつまでたってもおっかなびっくり投資をしているカプリです(´Д`)

今回は、投資家のマックス・ギュンターさんが書いた『マネーの公理』を読みました。

マネーの公理

奥付によると、マックス・ギュンターさんの父親は、スイス銀行界で幅を利かせていた金融マフィアのひとりだったそうです( ・_・;)

初版は2005年となっているので、新しい本ではないですが、投資本としては名著とされています。

私も、いつか読んでみたいなと思っていました。

この本は、スイス人銀行家たちに何世代にもわたって伝えられてきた投機の法則をまとめた箴言集で、12章(12の公理)から成っています。

それでは、順番にみていきましょう!

第一の公理 リスクについて

この章では、ふたりの若い女性が登場します。

ひとりは「慎重なシルヴィア」、もうひとりは「大胆なメアリー」です。

ふたりはウォール街の大手証券会社E・F・サットンの従業員で、それぞれ違う戦略で投機を実行します。

シルヴィアは普通預金、定期預金、債券などで安全な運用を目指しました。

メアリーはリスクをバリバリ取って、勝負に出ました。

そして、ふたりが50代半ばになったとき……。

シルヴィアは金持ちでも貧乏でもない状態でしたが、メアリーはお金持ちになりました。

リスクを取った結果、最初は痛みを伴いましたが、やがて、リスクは期待通りの成果を生み出し、金の投機で大成功を収めたのです。

これはつまり、お金持ちになるには、リスクを取って勝負するしかないということをいいたいのでしょう。

まあ、親がお金持ちなら、お金の心配はしなくて済むかもしれませんけどね(^^;)

そして、この章の最後では、分散投資を否定しています。

えっ、て思いました(゚ω゚;)

私は資産運用は分散投資が王道と考えていたので、ちょっとビビりました。

44ページにウォール街の格言が紹介されています。

「すべての卵はひとつのカゴに入れろ、そしてカゴを見守れ」

えっ、「すべての卵をひとつのカゴに盛るな」じゃないの?

って思ってしまいましたが、これには理由があります。

1ダースものカゴを見守るより、ひとつかふたつのカゴを見守る方が簡単だからだそうです!

なるほどです(゚ω゚)

確かに保有銘柄が増えると、全部に目を配るのがおろそかになってしまいますよね。

分散投資にもいいところはあると思いますが、これはつまり、分散投資ではなく、リスクを取って勝負に出ないとお金持ちにはなれないよ、ということなのでしょう(^◇^;)

第二の公理 強欲について

前半では、カジノの客の例を出し、賭けに勝っても、幸運を引き延ばしてはいけない、と説明しています。

「常に少額を賭け、素早く降りる。強欲に支配されてはいけない。適当な利益が出たら、現金に換えて、立ち去るのだ」

う~ん、これについては、売った途端に、更に株価が上昇していく、みたいなことがよくあるので、完全に同意とはいえないところです。

株を持ち続ける握力って大事じゃないですか?

持っている株が調子よく上昇しているなら、株価が下がり始めてから売ってもいいじゃん、って考えてしまいます。

まあでも、そういう考え方が強欲ということなんでしょうね(^_^;)

後半では、自宅の不動産価値が、購入したときからかなり上昇したときの夫婦の話が紹介されています。

夫婦は自宅を売却するつもりでしたが、更なる上昇を期待して、家を保有し続けました。

やがて不動産市場が崩壊して、夫婦は結局、買ったのと同じくらいの金額で売るしかありませんでした。

不動産バブルの崩壊って、どこの国でも、いつの時代にもあるんですね(^_^;)

自分も同じ立場だったら、夫婦と同じ行動を取ってしまいそうです(>_<)

自分の強欲をコントロールするのは、なかなか難しそうです。

「後悔を恐れてはいけない。ピークがわからないなら、ピークがまだ先だと考えるのではなく、近いと考えなければいけない。利益を確定して、立ち去るのだ」

なるほど、これは正しそうですね~(*^_^*)

第三の公理 希望について

損切りの大切さと、投資効率について書かれています。

「正しい選択は、価格が明らかに下落し始めたときに逃げ出すことだ」

確かに逃げ遅れると、ついナンピン買いしたりして、売るに売れなくなり、塩漬けにしてしまうことってありますね。

私は何度も経験があります(T_T)

というか、いま保有している塩漬け銘柄って、ほとんどそれです(^◇^;)

でも、何年か待って、塩漬けにしていた株が買値に戻ってくれば、ヤレヤレ売りすることができます。

その株の配当金を受け取っていたのならば、損をしていることにはなりません。

ただし、その期間は塩漬け銘柄に投資した資金を使うことができないので、非常に投資効率は悪いことになります。

この本では、さっさと損切りをして、より有望な対象に投資することを勧めています。

まったくその通りなのですが、損切りは痛みを伴いますからね~(^^;)

「一部の人にとっては途方もなく苦痛なことだ。幸い、この苦痛は、慣れれば緩和されると私は断言できる」

本当ですか、マックス・ギュンターさん?

私が損切りの苦痛に慣れないのは、経験不足ということでしょうか(;´Д`)

第四の公理 予測について

この章の結論は、未来の予測はできないっていうことです。

勝つこともあれば、負けることもある。

予測は正しいこともあるし、間違っていることもある。

だから、エコノミストの言うことなんて、信じるべきではないと(^_^;)

まあ、将来なにが起こるかなんて、誰にもわかりませんからね。

「成功する投機家は、おそらく起こるであろうことについて行動するのではなく、現時点で実際に起こりつつあると、目の当たりにすることができる出来事に反応する」

なるほどです。

でも、私のような凡人だと、なにが実際に起こりつつあるのか、見過ごしてしまいそうです(>_<)

第五の公理 パターンについて

株式市場はカオスであり、カオスのなかに秩序や法則は存在しないと主張しています。

そして、歴史は繰り返されることもあるが、めったに繰り返されない、と書かれています。

マジっすか?

米国の作家のマーク・トウェインが「歴史は繰り返さないが、しばしば、韻を踏む」という言葉を残していますよね。

以前、相場は過去を記憶して動く、となにかの本で読んだことがあり、私は、株式市場には秩序はないにしても、法則性や再現性はあるのではないかと考えていました。

過去の通りに動くということではなく、過去と反対になるという意味も含めて、過去を記憶して動く、と解釈して構わないでしょうか、マックス・ギュンターさん?

そして、金儲けは運次第と書かれています。

「運こそが、投機の成功や失敗において最も強力な要因である」

運次第っていっちゃうと、なんか身も蓋もないですが、

「自分が興味のある投機対象は徹底的に研究すべきであり、よく見えるものがあれば、最善をつくして賭けるべきだ」

とも書かれています。

「幸運は、よく準備した者にのみ訪れる」というパスツールの言葉もありますから、勉強を続けて、チャンスがあったら賭けるというのが大事ということですかね(^^;)

第六の公理 機動力について

銘柄に執着してはいけません。

銘柄に愛着を持ってしまうと、売りのタイミングを逃してしまいます(^_^;)

とくに、しっかり調べた会社だと、知らず知らず思い入れが強くなってしまいます。

「投資先に根を下ろしてはいけない。より有望な投資先が見つかったのであれば、迷わず乗り換えるべきである」

激しく同意です!

第七の公理 直感について

直感とはなにか?

自分でも気づいていない、心のどこかに保管されている情報が、意識に上がってくることです。

直感するときとは、これまでの経験や記憶が、無意識のうちに引っかかって、ひらめいている、という状態です。

ふむふむ。

大事なのは、直感と希望を混同してはいけないということです。

こうなって欲しいという希望的観測と直感はまったく違うものです。

直感を感じたら、直感を生み出すほどの膨大なデータが自分のなかに存在しているかどうかを、自問しなければなりません。

十分に勉強してきたか?

多くの知識を吸収してきたか?

そして、そのひらめきを説明できるのであれば、直感は信用できるということです。

「良い直感は、あなたが知っているなにかであるが、あなたがそれをどう知ったのかを知らない」

う~ん、そうかもしれませんが、自分では判断がつかないのではないでしょうか(^_^;)

虫の知らせとは違うんでしょうか?

なかなか難しいです(;´Д`)

第八の公理 宗教とオカルトについて

宗教やオカルトがを信じても、お金持ちにはなれない、というお話です。

「オカルト的な思考への傾倒は、あなたの健康には無害かもしれないが、あなたのお金にとっては有害である」

まあ、確かにそうですよね。

占いや迷信が本物だったら、占い師や予言者はお金持ちになっているはずですが、そうなっていないですからね。

占いや迷信でお金持ちになれた人は、ただ運がよかっただけなのでしょう。

第九の公理 楽観と悲観について

「プロは楽観を持ち合わせていない。彼が持っているのは自信である。自信は、悲観を建設的に利用することから生まれる」

「自信は、最高を期待するところからではなく、最悪に対処する術を知ることから生まれる」

う~ん、説得力のある言葉ですね!

この章では、若い夫婦のサムとジュディが、未開発の土地の投機に失敗したお話が例として出てきます。

なぜ失敗したか?

十分に悲観的ではなく、楽観的過ぎたから、と説明されています。

「もしも楽観的な気分になったら、その良い気分が事実によって正当化できるかどうかを判断するのだ」

物事は楽観的に考えたほうが気持ちが楽になりますが、投機に関しては、最悪の事態を想定してお金を賭けないといけないということですね。

そうしないと、お金がなくなってしまいますからね(>人<;)

第十の公理 コンセンサスについて

「真実は多くの人によってではなく、少ない人によって見い出されてきた」

「多くの人は正しいかもしれないが、そうではない可能性も高い。多数派の主張が真実である、と推測する習慣から抜け出さなければならない」

いや~、心に響く言葉ですね!

「人の行く裏に道あり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行け」というあまりにも有名な相場格言がありますが、まさにこれですね。

相場は、群集心理によって過剰に動きすぎることがありますが、人が群がる道を避けて、その裏道を進んでいくと、誰にも気づかれていない花の山があるという意味ですね。

王道ではなく、逆張りを行くことでお金持ちになれる!

たぶん、その通りなんでしょう。

何も考えずに、大多数に同意してはならないというお話でした。

第十一の公理 執着について

ナンピン買いをしてはいけないというお話です。

第三の公理とかぶるところがありますが、ナンピン買いで平均コストを下げたとしても、それでお金持ちにはなれず、何年もの間、悪い投資に捕まってしまう可能性が高いということです。

ナンピン買いは悪い状況を改善できるように思える魅力を持っているが、そうした誤った考えを信じてはいけない」

そうなんでしょうか(˘・_・˘)

私はどちらかというとナンピン買いをするほうだし、ナンピン買いが悪いとは考えていないので、第十一の公理については、大賛成とはいえないところです。

まあ、それが私がお金持ちになれない理由かもしれませんが……( ̄ ‘i  ̄;)

第十二の公理 計画について

この章では、フォードを早期退職して、フォードの株の配当金で老後を暮らす計画をたてたポウラという女性が登場します。

全財産をフォード株につぎ込んだのが1970年代後半のことで、当初は配当金のみで生活することに問題はありませんでした。

しかし、徐々にフォードの業績が悪くなり、減配(無配のときもあった)したせいで、彼女は持ち株の3分の1程度を売却して、生活の足しにしなければなりませんでした。

1984年になって、状況が少しだけよくなり、配当金も多少回復したので、彼女はなんとか生き延びることができました。

こんな状況は、彼女が長期計画で描いていたものではありませんでした。

なかなか悲惨なお話ですね(^^;)

「今日の傾向を延長すれば将来が見えると考えるのは、とんでもないことだ。これらの傾向のいくつかは、次の20年の間には疑いなく、消滅するか、あるいは反転する」

「将来の、知ることができない出来事に対処するために、自分の問題を整理しようとするのではなく、出来事が実際に姿を現したときに対処するのだ。チャンスが見えたら、それに向かって進むのだ。危険が見えたら、逃げればいい」

考えさせられる言葉ですね~( ˘︹˘ )

この章では、長期投資を推奨していません。

私はいままで、長期投資こそ、投資の王道だと考えていましたが、第十二の公理を読んで、ちょっと考えが変わりました。

買ったらずっと持ち続けるだけなので、長期投資は楽チンですが、定期的な見直しの必要性を感じました。

また、世のなかには、長期契約の住宅ローンや生命保険があふれていますが、契約する前には、勉強したり、調べたりして、十分な準備が必要だなと思いました。

感想

いや~、感動しました(^^)

私は12の公理のすべてに大賛成という訳ではないのですが、投機の世界だけではなく、生きるための知恵としても役に立つような金言が満載の、とても心に残る内容でした。

今後も、投機について悩んだときに読んでみたいです。

私にとって、手近において、一生手放したくない一冊になりました。

『絵がふつうに上手くなる本』よー清水 う~む、私にはちょっと難しいかな(^^;)

どもっ、デジ絵に興味津々のカプリです(^^)

私は今年、50歳になりました。

中学生くらいまでは絵を描くのが好きでしたが、高校生になってからはクルマやバイクに興味が移ってしまい、絵からは遠ざかってしまいました(>_<)

氷河期真っ只中の30歳の頃、派遣会社の寮で、イラストみたいなものをちまちま描いていた時期もありましたが、派遣会社をクビになってからは、絵を描くことはありませんでした。

でも、なんか最近、絵を描きたくなってきたんですよね~(≧∀≦)

というか、デジタル絵画というものに興味が湧いてきたのです♪

人生の折り返し地点を過ぎて、若いときにやり切れなかったことにリベンジしたいという気持ちが、心のなかでびゅうびゅうと風のように吹いているのを感じます。

ところで、私もなんとなく知ってはいましたが、いまは商業出版の漫画やイラストは、ペンタブレットや液晶タブレットで描かれたデジタルデータが主流のようですね。

そういえば、タブレットって、いつ頃から普及し始めたのでしょう?

そして、それに絵を描くってどういうことなんでしょう?

私、デジ絵についてはよくわからないのです。

デジ絵初心者のための何か良いテキストはないかな~と本屋さんを物色していて出会ったのが、よー清水さんの『絵がふつうに上手くなる本』です♪

2021年の5月に発売された本ですね(^^)

『絵がふつうに上手くなる本』

私は存じ上げなかったのですが、よー清水さんはイラストレーター業界ではちょ~有名なかたのようです(゚ω゚)

本の内容ですが、

第1部 絵を描き始めたい

第2部 絵が上手くなりたい

第3部 絵を仕事にしたい

の3部構成となっています。

率直にいって、デジタルイラストの超初心者にはなかなか難しいのではないかと感じました。

でも、私には難しいですが、ある程度描ける人にとっては、非常に参考になりそうな気がします。

第1部と第2部では、上手い絵を描くためにはどのような練習をすべきなのか、絵作りの手順はどうすれば効率がいいかについて説明されています。

51ページから68ページまで、スマホアプリを使ったメイキングがあるのですが、私は途中で挫折してしまいました(T_T)

CLIP STUDIO PAINT for Androidというアプリをダウンロードして、お手本のイラストを参考にしながら、指で描いてみたのですが、64ページまで進んで、私の理解を超えました(´Д`)

挫折はしましたが、メイキングで学んだことを自分なりにアレンジして、自分の似顔絵を描いてみました。

これです♪

アイコン

私を知っている人が見たら、似てね~っていいそうです(^_^;)

ちょっと前に撮影した証明写真を見ながら描いたのですが、我ながら、なんかショボい仕上がりになりました、ははっ。

でも、せっかく描いたので、ブログとTwitterのプロフィールの画像に登録してみました。

第3部では、絵を仕事にして収入を得るにはどうすればいいか、その方法や心得が書かれています。

個人的には、SNSで自分のイラストを発表する手順が参考になりました。

上手く描けるようになったら、自分の絵をどこかで発表したいな~と思いますが、いつになることやらです(;´д`)

という訳で、この本はガチガチの技法書ではなく、絵の制作過程よりは、絵が上手くなるための(絵を仕事にするための)心構えに重点が置かれています。

今後、絵を描き続けていけたら、何年か後に読み返してみたいです。

そのときには、いまは理解できないことも、あ~、なるほど、こういうことかって納得できたらいいな(*^_^*)

 

 

トラクターのバッテリーを交換してみました(^^)

どもっ、カプリです(^^)

先日、暖かくなってきたので、畑の土を起こそうとしたら、トラクターのバッテリーが死んでいました(>_<)

ちなみに愛車はヤンマー EF120です♪

ラクター

現在、我が家のトラクターに積んでいるバッテリーはメンテナンスフリーで、点検用のインジケーターがあるのですが、そこを覗き込んでみると、正常だと緑色なんですが、いまは黒っぽいんですよね(;´д`)

点検用のインジケーター

これまでは充電器で充電すれば復活していたので、だましだまし使っていたのですが、交換してから5年ほど経っており、どうやら完全にイカれてしまったようです(T_T)

ところで、乗用車用と比べると、農機具用のバッテリーって高価ですよね( ̄ ‘i  ̄;)

なぜならば、

「農機具用のバッテリーは振動に強い」

「農機具用のバッテリーは土や埃で目詰まりしにくい」

「農機具用のバッテリーは農閑期でも自己放電がしにくい」

という理由からなのですが、近所のホームセンターを何件か回ってみると、15,000円前後します。

ちょうど期間限定の楽天スーパーポイントが貯まっていたこともあり、今回は楽天市場で購入しました。

現在、使っているのは55B24Rなのですが、70B24Rに性能ランクをアップできて、ホームセンターよりかなり安く買えたので、まあ満足です♪

注文して、3日後に到着しました。

70B24R

さっそく交換したいと思います。

バッテリー交換の手順はざっと1~9の通りです。

  1. ショート事故防止のため、エンジンキーを抜きます。また、走行直後の場合は、30分ほど放置して、バッテリー内のガスが抜けるのを待ちます。
  2. バッテリーのマイナス端子を外します。
  3. バッテリーのプラス端子を外します。
  4. バッテリーのステーを外します。
  5. 古いバッテリーを取り外します。
  6. 新しいバッテリーを取り付けます。
  7. バッテリーのステーを戻します。このとき、ナットの締めすぎに注意します。
  8. プラス端子からつなぎます。
  9. マイナス端子をつないで完了です。

交換後

使ったのは10mmのスパナだけだし、10分ほどで作業は完了しました。

ちなみに、画像の日付の隣の502.7kmというのは、積算時間ですね、トラクターなので(^^;)

乗用車だと、カーナビやオーディオのメモリーが消える可能性があるので、メモリーバックアップなどの器具をつながないとなりませんが、今回はトラクターのバッテリー交換なので、そのような処置はしませんでした。

ところで、送られてきたバッテリーには、バッテリー無料回収チケットというものが同封されていました。

バッテリー無料回収チケット

集荷依頼をすると、古いバッテリーを取りに来てくれるようです。

これは手間がかからなくてありがたいですね(^^)

今後はなるべくバッテリーを長持ちさせるために、長期間トラクターを使わないときは、バッテリーのマイナス端子を外しておこうと思います。

ついサボっちゃうんですけどね(^^;)

『勝てる投資家は「これ」しかやらない』上岡正明 過去の経験・データから再現性を見つけ出して未来を予想する

どもっ、億トレーダーに憧れているカプリです(^^)

今回読んだのは、2021年12月に発売された『勝てる投資家は「これ」しかやらない』です。

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『勝てる投資家は「これ」しかやらない』

著者の上岡正明さんは億トレーダーのYouTuberです。

略歴によると、株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役で、いくつかの大学で講師をされているようですね。

株式投資の具体的なテクニックよりは、どちらかというとメンタルに重点を置いた内容で、とても読みやすく、あっという間に読み終わりました。

個人的にはすでに知っていることが多かったので、参考になったとはいいにくいですが、自分への戒めというか、再確認になったのは、次の3点です。

 

1 過去のデータから、未来を予想して投資する!

これは、過去の株価チャートや金融の動きを観察して、そこから法則性を見いだし、ベストなタイミングで投資をするということです。

つまり、再現性から未来を予想して投資をするということですが、この本の核というか、全編にわたって、詳しく説明されています。

まあでもこれって、かなりの時間と労力が必要ですよね(;´д`)

過去の株式投資のデータを研究して、自分のなかに投資の引き出しを増やしていかなければなりません。

でも、もしも過去のデータから共通項をたくさん見つけられたら、自分だけのオリジナルの勝ちパターンを発掘できるかもしれませんから、夢はありますね(^^)

 

2 売買ノートを書く!

これは重要ですね!

重要なのに、私はサボりがちで、しょっちゅう自己嫌悪に陥っています(>_<)

買った理由、売った理由、何故しくじったのか、それらを箇条書きでもいいから書いておくと、あとで売買ノートを振り返ったときに、今後の投資の参考になることがあります。

私は、システム手帳の日記帳に、売買の簡単なメモだけは残しておくようにしています。

やはり、書いておかないと忘れてしまいますからね(ノへ ̄、)

 

3 ポジポジ病に気をつける!

これは私のことですね。

なにを隠そう、私はポジポジ病です。

自分ではわかりませんが、ひょっとして重症かもしれません。

ポジポジ病とは、株式投資においては、常になんらかの銘柄を保有していないと落ち着かない症状のことをいいます。

私は、売買をしないと損をしてしまうような気持ちになって、焦ってエントリーしてしまったことが何度もありますが、まさにポジポジ病の症状ですね。

この本では、株は衝動買いをしてもうまくいかないので、ポジポジ病解消のために、トレードをする時間を固定する方法をおすすめしています。

まあ確かに、ずっと相場をみていると、「いまこの銘柄を買わないと損をしてしまうんじゃないか」という思考になりがちですよね。

 

という訳で結論は、勝てる投資家がやるのは、過去の法則や経験に基づいて勝てる共通パターンを見つけだし、勝てるタイミングを狙って投資の判断をする、ということです。

まあ、それが難しいんですけどね(^◇^;)