どもっ、いつまでたってもトレードが上達しないカプリです(^_^;)
今回読んだのは、今亀庵さんの『退職金を株で40億円にした元会社員が教える小型株投資術』です!
今亀庵さんはマネー誌の取材記事でよくお見かけするし、Twitterのフォローもさせていただいています。
プロフィールによると1949年生まれなので、現在(2022年)は73歳ということになりますね。
私は、どちらかというと割安株に興味がありますが、成長株についても知識を積み上げたいと考えているので、かなり期待して読みました。
それでは、みていきましょう!
- 第1章 お金と私の関係
- 第2章 株はまだ天井じゃない! あなたもまだ間に合う!
- 第3章 目指そう、テンバガー
- 第4章 有望なセクターと個別銘柄の探し方
- 第5章 チャンスを探せ!
- ちょっと気になったこと(^_^;)
第1章 お金と私の関係
今亀庵さんは、両親の仕事の関係で16歳で渡米して、現地の高校と大学に通って、山一証券のロサンゼルス支店に就職したそうです。
山一証券退社後に日本に戻って、普通の会社員となり、定年後に退職金の3分の2の2,000万円をJリートにぶっ込んだと書かれています(゚ω゚)
その頃はリーマンショック後の暴落で、利回り30パーセント台~40パーセント台のJリートが続出していたそうですが、1年後にはJリートは反騰して、今亀庵さんの2,000万円は1億5,000万円程度になったそうです(* ̄0 ̄)
非常にうらやましいですが、再現性のある話だなと思いました。
新型コロナウイルスショックのときもJリートが暴落しましたが、私は怖かったのと、資金がなかったのとで、買うことができませんでした(>_<)
今亀庵さんもおっしゃっていますが、好機が訪れたときにまとまった資金を投じないと、億越えはむずかしいということですね(^_^;)
市場全体が売り叩かれたときに、落ち着いて対応できるようになるためには、相場を観察し続けなければならないとも書かれています。
またいつか、大暴落が起こったときには、私も冷静にそれなりの金額を投じたいところです。
この章では「ストップ高・飛び乗り」の手法も紹介されています。
これは、材料が出て高値をブレイクした銘柄を順張りで追いかけていくやり方ですが、私は苦手なんですよね~(^_^;)
高値ブレイク投資法ができる人に心から憧れますが、凡人の私には無理そうです(>_<)
第2章 株はまだ天井じゃない! あなたもまだ間に合う!
この章は、グレートローテーションについて書かれています。
世界的に投資資金は、株式、債券、不動産という3つの市場間を循環しています。
グレートローテーションとは、その投資資金が一斉にどれかの市場にシフトする大転換のことです。
金利やインフレを観察していると、資金がどこへ向かうのかを推察できるので、相場は感覚的に判断するのではなく、客観的な指標を目安にするのが賢明だと今亀庵さんはおっしゃっています。
今亀庵さんの考えでは、現時点(2022年)では、株式市場へ資金が流れやすい環境は続いていて、まだ相場は天井ではないとのことです。
確かに肌感覚で景気が過熱しているような気はしないのですが、天井まで届かずに景気が減速してしまうこともあるのではないかと、個人的には心配になりました。
まあでもそれは、市場を観察し続けないと、変化に気がつけないんでしょうね(^_^;)
第3章 目指そう、テンバガー
テンバガーの銘柄をみつけるにはどうすればいいのでしょう?
それはズバリ、成長率の高い会社の株を買うことです!
年平均30パーセントずつ成長する会社なら、株価も30パーセントずつ上がっていき、10年後には株価は10倍になります(≧▽≦*)
もちろん、そんな簡単にはいかないですが、保有銘柄全体で年平均30パーセントのパフォーマンスを出して、10年後に資産を10倍にするという目標を掲げて投資をすることを今亀庵さんはおすすめしています。
そして、年平均30パーセントの利益成長を期待できる投資対象が、小型成長株ということです。
では、どうやって銘柄を探せばいいのでしょう?
それが、第4章に説明されています。
第4章 有望なセクターと個別銘柄の探し方
今亀庵さんが銘柄選択で意識しているのは、PEGレシオだそうです。
PEGレシオは利益成長率から株価の割安度を測る指標で、
「今期予想PER÷1株当たりの利益成長率」
で求められます。
一般的には、1倍以下なら割安、2倍以上ならば割高」とされますが、この本では、今亀庵さんの独自のPEGレシオの計算式が公開されています!
それが、
「来期予想PER÷1株当たりの売上高成長率」
です( •̀ ω •́ )✧
今亀庵さんの使っている指標を知ることができただけでも、この本を買ってよかったと思いましたが、なるほど~、この指標は使えそうですね~(^^)
ちなみに、PEGレシオが1倍以下なら、何でもかんでも買いだと決めつける訳ではありません。
株価が上昇している銘柄だと、来期予想PERはどんなに高くても50倍程度であることを前提としているそうです。
更に、銘柄選択の際には、会社四季報や決算書で細かな数字を確認して、懸念点のある銘柄を投資対象から外していくそうです。
第5章 チャンスを探せ!
この章では、投資のテクニックよりは、株式投資との付き合い方について書かれています。
「儲かる」とは、信じる者と書きますが、株式投資で儲かるとは、経営者や従業員、その会社の製品やサービスを信じて資金を投じた結果だと今亀庵さんはおっしゃっています。
重要なのは、退場せずに生き残ることだとも書かれています。
経験を積み重ねるほど、株式投資の勝負勘が養われていくので、行き当たりばったりで思いつきのトレードを繰り返すのではなく、どのような手法が最も自分に合っているのかについて、試行錯誤をすることが大事とのことです!
これ、私が投資で悩んでいることのひとつです。
トレードをすれば、実際にお金が増えたり減ったりしますからね~(^_^;)
なかなか勇気が出なくて資金を投じることができず、試行錯誤が足りないのが、私がいつまでたってもヘタっぴなままの理由かなと思います(;´д`)
個人的にチャンスの探し方で参考になったのは「半年後を見据えて、先取りして動くこと」と「不人気セクターから、優良銘柄を探し出す」の2点です。
多くの人が、新型コロナウイルスで大騒ぎの最中に株なんて買っている場合ではないと考えていて、株価が大暴落しているときに、ウィズコロナ、アフターコロナを見越して、優良銘柄を仕込まなければならなかったんですよね~(>_<)
ホント、自分の思慮の浅さと勇気のなさを反省しています。
ちょっと気になったこと(^_^;)
本の内容とはまったく関係ないのですが、表紙に今亀庵さんのキャラクターが描かれています。
下の画像がそれです。
今亀庵さんは雑誌などのメディアやTwitterで顔出しされていないし、もちろんお会いしたことがないので、お顔を存じあげません。
これは似顔絵と捉えて構わないと思うのですが、髪が黒くてフサフサだし、73歳にしてはお若いですね(゚ω゚)
実際に若々しいかたなのかもしれませんが……まあ、どうでもいいことですが、ちょっと気になりました(^_^;)