どもっ、建築とは関係のない仕事をしているカプリです(^_^;)
今回は以前に書いた下記の記事の補足です。
私は2021年に二級建築士の試験に合格したのですが、受験資格である学歴を得るために、愛知産業大学の通信教育部に通いました。
通信教育ではありますが、月に2,3日はスクーリング会場で講義を受けていたので、個人的には通っていたと書きたいです。
単位を取るための試験もスクーリング会場で受けていましたから、想像していたよりは大学に通ったなあという印象です。
スクーリングは1科目を2日間で完結できるように日程が組まれていて、月に1回、連続した土日(金曜日と月曜日の祭日の場合もある)に通っていました。
東京のスクーリング会場まで片道2時間くらいかかるので、しんどいなあと感じていましたが、北海道や台湾から泊まりがけで講義を受けに来る人もいて、頭が下がる思いがしたものでした。
だって、月に1回、飛行機で東京まで来てホテルに泊まるんですよ!
卒業するまでの旅費は結構な金額になるはずですから、相当気合いを入れて、ある程度の出費を覚悟しなければ、勉強を続けることはできないでしょう(>_<)
スクーリングでは主に建築模型を作って、みんなの前で発表するということをやっていました。
わたしは建築模型を作るのは生まれて初めてだったのですが、大学に行って、一番の収穫は建築模型の作り方を学べたことかもしれません。
実際、建築模型を作るのは、なかなか楽しかったです(^^)
学生の皆さんは年齢も20代から60代までいろいろな人がいました。
なかにはすでに建築の仕事をしており、知識と経験が豊富な学生がいて、そんな人のプレゼンテーションを聞くのはめちゃくちゃ勉強になりました。
プレゼンテーションの後で、講師のかた達が講評をしてくれるのですが、そのアドバイスが実に的確で、それがまた勉強になりました。
まあ、今となってはいい思い出ですが、通っている3年間はキツかったですね(^^;)
当たり前ですが、仕事をしながら大学に通うのって、精神的にも体力的にもだいぶしんどいです。
最大の難関である卒業制作は、建築模型がA1(594mm×841mm)サイズなので、めちゃくちゃ時間がかかりました。
模型は保存しておきたかったのですが、かなり場所を取るので、狭い我が家には置いておけず、卒業後すぐに処分してしまいました(T_T)
卒業制作のプレゼンテーションは、ゼミの担当の講師のかたに教えていただきながら、4月から卒業発表の1月まで、10ヶ月間をかけて少しずつ仕上げていきます。
そのときは無我夢中でしたが、たいしたプレゼンでも模型でもなかったのに、よく卒業できたものです。
私の卒業制作の成績はギリギリのランクでしたが、ここだけの話、きちんとプレゼンテーションをこなし、模型を完成させれば、卒業制作の単位を落とすことはないようです(^^;)
それにしても、建築を勉強してから、世の中を見る目が変わったと感じます。
以前は、道を歩いていてもクルマを運転していても、特に何も感じなかったのですが、いまは、なんとなく気になる建物を見かけると、ちょっと心が躍ります。
世の中、建物だらけなので、建築を学んでからは、毎日の生活で何かしら気づくことが多くなったなあ(^_^)
大変だったけど、大学に行って良かったです。